グローバル社会が進む現代。
海外赴任や駐在をきっかけに
「子供をインターナショナルスクールに入れるべきか、日本人学校に通わせるべきか」
という悩みを持つ親御さんはとても多いです。
英語教育の必要性は高まる一方で、日本語や日本の教育カリキュラムも無視できません。
海外子育て歴8年の私自身も、この問いに何度も向き合ってきました。
そして出した結論は——
「どちらも正解」。
ただし、家庭でのサポート体制が大きな分かれ道になります。
この記事では、インターナショナルスクールと日本人学校、
それぞれの特徴と家庭でのサポート方法を具体的にご紹介します。
インターナショナルスクールを選ぶメリットと課題
英語環境に浸かり、将来の可能性が広がる
インターナショナルスクールや現地校の大きなメリットは、
子供が英語を自然に身につけられることです。
幼少期に外国語を学ぶ柔軟性は驚くべきもので、
早い子は数ヶ月で友達と楽しく会話できるようになります。
異文化体験を通して、コミュニケーション能力や柔軟性も高まります。
「英語ペラペラで帰国子女になれる」「国際的な価値観が身につく」
といった魅力は大きなポイントです。
見過ごせない日本語の遅れ
一方でよくあるのが、日本語力の低下です。
一度英語環境に慣れると、日本語が「面倒くさい」
と感じてしまう子も少なくありません。
日本に帰国してから中学受験や高校受験を目指すとき、
「日本語が弱い」「読解力が不足している」という
壁にぶつかることもあります。
インターナショナルスクールに通う子の家庭サポート
インターに通わせる場合、家庭での日本語教育が必須です。
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家では日本語で会話する
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日本語の本を毎日読む
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ワークブックで継続的に学習する
幼児に特におすすめなのが 七田式プリント。
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国語・算数・知恵の3種類を毎日1枚ずつ、
計3枚やるだけ。遊び感覚で学習習慣が身につき、日本語力の維持に効果的です。
我が子たちも年中さんの時から毎日頑張っています!
大人も語学学習ではブランクが大きな負担になりますよね。
子供も同じで、毎日少しずつ日本語を続けることが、将来の負担を軽くするのです。
日本人学校を選ぶメリットと課題
日本と同じ教育カリキュラムで安心
日本人学校は、文部科学省の指導要領に沿って授業が行われるため、
帰国後もスムーズに日本の学校へ移行できます。
特に中学受験を視野に入れている家庭にとっては、
日本人学校が有利です。
国語・算数・理科・社会の基礎をしっかり積み上げられます。
英語力をどう補うかが課題
一方で、日本人学校に通う子供にとっては英語力不足が心配です。
海外に住んでいるのに英語に触れる機会が少ないと、せっかくの環境を活かせません。
日本人学校に通う子の家庭サポート
日本人学校を選ぶなら、家庭での英語習得が重要になります。
海外子育て8年目の私が全力でオススメしたい本があります。
それは
オックスフォード・リーディング・ツリー(Oxford Reading Tree)。
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フォニックスから始まり、
短文・物語へと進むステップ式教材なので、
英語が初めての子供でも無理なく続けられます。
日本で買うとCD付きなのですね✨
我が家でも3歳から読み始め、
今では先生に「ネイティブよりも読みが上手だね🤗」
と言ってもらえるほどになりました。
さらに、オンライン英会話や英語アニメを取り入れると効果的です。
特に低学年のうちは「楽しい=続けられる」が最大の武器になります。
結論:どっちを選んでも「家庭のサポート」がカギ
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インターナショナルスクール → 日本語力を家庭で補う
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日本人学校 → 英語力を家庭で補う
このバランスが取れていれば、どちらを選んでも子供は将来に向けて大きな力を育んでいけます。
教育に「絶対の正解」はありません。大切なのは、家庭の教育方針と子供の性格に合った選択をすること。
まとめ
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インターナショナルスクールは英語力と国際感覚を養えるが、日本語サポートが必須。
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日本人学校は日本の教育を継続できるが、英語習得は家庭で補う必要あり。
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どちらを選んでも「家庭での毎日の小さな積み重ね」が未来を作る。
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