海外生活

駐在妻がしんどいと感じる理由と、心を軽くするための過ごし方

駐在8年目でも、たびたび襲われる「駐妻、しんどい感」。
一見華やかに見える駐在生活ですが、実際は言葉の壁や孤独、キャリア喪失など、
想像以上のプレッシャーがあります。

この夏、長期で日本に帰ったら、日本がいかに過ごしやすいか、
家族や友人の支えがどれほど大切かに気づいてしまい…。
駐在生活8年目にして、また“しんどい波”が来てしまいました。

でも、また前向きに駐在生活を楽しみたい。
だからこそ今回は、なぜ駐在妻がつらくなるのか
その理由と解決策を自分なりに分析してみました。


駐在妻がしんどいと感じる主な理由

1. 家族や友達が近くにいない孤独

日本の家族や友人と気軽に会えず、相談できる相手がいない。
時差の関係で電話も難しく、「自分だけ取り残された気持ち」になることもあります。

実際、駐妻キャリア総研の調査によると、
帯同中の約80%がメンタル不調を経験しているそうです。
主な原因は「孤独」「閉塞感」「自己喪失感」だそう。
…よかった、私だけじゃないのね。納得。


2. 言葉の壁と英語へのストレス

買い物、病院、学校など、日常生活のすべてに英語が関わります。
「英語ができない=何もできない自分」と感じてしまい、
自己肯定感が下がる人も多いです。

私も英検準1級を持ってますが、会話が思うようにいかず落ち込むこと、多々あり…。


3. 自分の存在意義がわからなくなる

仕事を辞めて帯同するケースが多く、
「私は何のためにここにいるんだろう」と思う瞬間が訪れます。
周囲から「羨ましい」と言われるほど、
内心では“何も生み出せていない焦り”を感じることもあります。


駐在妻が落ち込みやすい瞬間

・夫が忙しく、家族で過ごす時間が少ないとき
 ──そんなに出張に行きますか?というタイミング、ありますよね。
家族風邪で全滅ですよ?土曜朝のフライトで出張行きます?

・英語力のせいで、生活に制約を感じたとき
 ──「英語が話せたら、あんなこともこんなこともできるのに」って思うこと。
 子供病院に行くだけでこの疲労感は何?!
自分が風邪引いた時は、寝て治す。

・子どもの成長に不安を感じたとき
 ──日本にいても子供は癒し、と同時に悩みの種。
さらに異国では「この選択で合ってる?」と自問自答が増えるんですよね。


駐在生活を前向きに過ごすための考え方

孤独を「自分時間」として捉え直す

「孤独=悪いこと」ではなく、「今だけの特別な時間」と考えると気持ちが軽くなります。
読書、資格勉強、ウォーキングなど、誰にも邪魔されない時間を「自分を整える時間」にしてみましょう。


誰かと比べない

駐在妻の世界は狭く、比較が生まれやすい環境。
自分のことも、子どものことも、夫のことも?!
「自分は自分、人は人」と割り切ることが、心の安定につながります。


駐在妻のストレス対処法とリフレッシュアイデア

・家族や友人と定期的にビデオ通話をする
 頼れる人に全部吐き出しましょう。

・日本のドラマやYouTubeでリラックス
 海外にいるからって「英語勉強のために海外ドラマ観なきゃ!」なんて思わなくてOK。
 笑いのツボや癒しは日本人ならでは。遺伝子に嘘はつけません。

・軽い運動やストレッチで気分をリセット
 年を重ねるごとに感じる「日々の運動の大切さ」。
体型維持、健康、そして心の安定。
まさに一石三鳥。

・ママ友や海外でできた友達とランチやお茶をする
 「平日からお茶してお気楽だね」と言う人は分かってません。
 海外生活は過酷です。だからこそ、妻・ママの笑顔は家庭安泰の特効薬!
 自分が会いたい人と、美味しいものをいただきましょう。

・趣味やオンライン講座で「自分時間」を作る
 最近YouTubeで観たビッグダディーさんの言葉が刺さりました。
 > 「子育てしてる人は、もう何もしなくていいと思うんです」

 海外で子どもを育てるだけで、英語教育・日本語教育・安全管理・学校との連携…
それだけで十分すごい。
 それでも、もし「もう少し自分のために何かしたい」と思うなら、
金銭的、時間の面でも負担の少ない、オンラインで始めてみましょう。

私のオススメはオンライン英会話
英語力向上+人との会話でリフレッシュできて一石二鳥。

日本在住の方👇

海外在住の方👇


ポイントは「一人で抱え込まないこと」。
海外にいるからこそ、“話せる相手”を持つことが一番のメンタルケアです。


駐在生活で注意したいこと

・心の友と、憧れの人を持つこと
 助け合える心の友がいると、駐在生活がぐっと楽になります。
 そして「憧れの人」を見つけるのも大事。
 海外にはバリキャリだったり、子供への声かけが優しかったり、向上心の塊のような
すごい人がたくさん。
推し活、しましょう。

・SNSを見過ぎない
 SNSは刺激になりますが、情報が多すぎて無力感を感じることも。
 「推し」だけ見る、くらいがちょうどいい。

・「駐妻=特別」という意識を手放す
 英語ペラペラで、料理上手で、お菓子も作れる…そんな完璧な人は稀。
 その人は日本でもキラキラしてるタイプです。比べないでOK。

・夫と現地生活の目的を共有する
 辞令で始まる駐在生活。いつ終わるか分からない。
この不透明な状況で、
 子どもの学校や中学受験、自分のキャリア…考えることは山ほど。
これはストレス。。
 だからこそ、夫婦で話し合いながら進めましょう。
 海外生活は、家族の絆を強くするチャンスです。


帰国・これからに向けてできること

駐在期間は限られています。
「いつか帰る」という前提で、今をどう過ごすかがカギです。

・将来のキャリアを少しずつ考える

 これが大事とよく聞きますが、、
 空回りした時期もありました。笑


 でも、たくさんの尊敬できる先輩駐在ママを見て出た一番大切なことは、
 「家族仲良く過ごすこと」

仲良しの秘訣は、子どもの成長に並走していること。
ママは「できない」「知らない」では並走できません。
子どもと一緒に学ぶ姿勢、大事にしなくてはですね。

「家族の笑顔のため、全力で生き抜いた自分」という大きな財産を作りましょう。


よくある質問(Q&A)

駐在妻の孤独を減らすコツは?
無理に友達を作らなくても大丈夫。
日本人会や日系英会話教室に通うのもいいですね。

英語ができなくても海外生活は大丈夫?
完璧な英語は不要。笑顔と簡単な挨拶で意外と通じます。

駐在妻の仕事やボランティアの探し方は?
現地の日本人会やインター校、オンライン求人サイトをチェック。
短期ボランティアでも社会とのつながりが生まれます。

駐在妻がメンタルを保つためにできることは?
・自分を責めない
・小さな「できた」を見つける
・誰かと話す
・新しいことに挑戦する


駐在妻の「辛い」は、誰もが通る道。
山あり谷ありですが、一緒に頑張りましょう。

そして私は──「どうして人の心はこうも揺れるのか?」が気になり、心理学の勉強を始めることにしました。
これからは学んだことを、同じように頑張る駐妻さんたちへ発信していきたいと思います。